日本サッカー界のスター、冨安健洋は、バイエルン・ミュンヘンからのオファーを拒否した後、アーセナルとの契約を更新する。
アーセナルのDF冨安健洋が新たな長期契約に合意し、バイエルン・ミュンヘンへの移籍の噂を払拭した。冨安をチームに残すという決断は、取締役会とアーセナルのミケル・アルテタ監督が望んだことだった。
「彼のような選手はいない。アルテタは今シーズンの初めに、「ディフェンスに関しては、(彼は)私が多くの場面で見てきた中でベストだろう」と語っている。
冨安がアーセナルを去るという噂は、現在の契約が2025年6月で切れることが決まってから流れていた。1月にはレンタル移籍の可能性さえ取り沙汰されていた。しかし、冨安とクラブとの話し合いは無事終了し、新契約に関する公式発表も間もなく行われる予定だ。
レギュラーではなかったものの、冨安はベン・ホワイトやオレクサンドル・ジンチェンコのような主力選手が出場できないときに、多才ぶりを発揮し、安定したパフォーマンスを見せることで、その価値を証明してきた。この25歳は今シーズン、アーセナルで20試合に出場した。
しかし、怪我やアジアカップのブルーサムライ参戦のため、何度か欠場している。
2022年ワールドカップ以来の好成績で優勝候補に挙げられていた日本だが、準決勝でヨルダンに敗れ、優勝はならなかった、
アーセナル、プレミアリーグのタイトルに挑戦
日本代表がアジアカップで予想外の敗退を喫したことで、冨安はアーセナルのウェストハム戦に出場できることになった。
彼の復帰は、日曜日のリヴァプール戦で3-1の勝利を収めたアーセナルにとって、非常に重要なタイミングとなった。アーセナルはプレミアリーグのタイトル争いに復帰し、首位リヴァプールにわずか2ポイント差、マンチェスター・シティに並ばれた。
アルテタは、今シーズンのチームは優勝を狙える位置にいると語った。アーセナルは昨シーズン、タイトル争いでマンチェスター・シティに惜しくも敗れた。
シーズン半ばの中断を挟んで3連勝を記録しているアーセナルは、マンチェスター・シティが昨シーズン終盤に記録した無敗記録を再現するかもしれない。
「もしそうでなければ、今の状況はなかっただろう。一試合一試合を大事にする。昨シーズンからそれを学んだ。それを実現できるように頑張ろう」とアルテタは『スーパースポーツ』に語った。
アルテタには、冨安とともにディフェンス・バックラインを完成させ、相手チームから手強い守備を作り出すチャンスがある。
キャラガー アーセナルは最高のディフェンス
元リヴァプールDFのジェイミー・キャラガーが、アーセナルを守備の面でプレミアリーグ最高のチームだと評した。彼はアーセナルがリバプールに勝利した後、スカイスポーツの『マンデーナイトフットボール』で自身の見解を語った。
「失点数だけでなく、根本的な統計を掘り下げると、守備面ではプレミアリーグ最高のチームだと思う」とキャラガーは語った。
リバプールのレジェンドは、アーセナルがタイトルを獲得する可能性は低いと語った。しかしキャラガーは、アーセナルがディフェンディング・チャンピオンのマンチェスター・シティを倒し、タイトルを獲得する可能性のある数少ないチームの1つかもしれないと考えている。
アレックス・ファーガソン監督はかつて、攻撃は試合に勝つが、守備はタイトルに勝つと言った。アーセナルがその優れた守備を生かすことができれば、リーグ優勝のチャンスは十分にある。
ネビル アーセナルの優勝はない
マンチェスター・ユナイテッドの元ディフェンダー、ゲーリー・ネビルが、プレミアリーグの優勝予想を変更し、先日のリバプール戦での勝利にもかかわらず、アーセナルの可能性を疑っている。
彼は『スカイ・スポーツ』で、チームの祝勝会はタイトル獲得への確信ではなく、むしろ残留への安堵を表していると語った。
「冷酷という言葉についてガエル(クリシー)が言ったことに同意する。アーセナルを見ていると、リバプールよりもいいチームだと思うが、リバプールの方がより冷酷なチームだと思う。
当初はアーセナルを優勝候補に挙げていたものの、ネビルはファイナルサードでのキラーインスティンクトの欠如が、シーズン後半に不利に働く可能性があると考えている。