ジャニーズ事務所所属のトップアイドル・TOKIOの元メンバーで、現在は芸能界を引退している”山口達也”さん。かつてはTOKIOのギターを担当し、巧みな話術と軽快で明るいキャラクターが人気を博していました。朝の情報番組『ZIP!』のパーソナリティーを務めるなど、老若男女問わず愛されるアイドルという印象が強いと思います。そんな山口さんは、アルコール依存症に陥ったことで人生が激変。警察に逮捕されるほどの大騒動となったのです。今日は、そんな元トップアイドル・山口達也さんの経歴と、会社経営者として活動している現在の姿について調べてみたいと思います!
山口達也の基本プロフィール
- 生年月日:1972年1月10日
- 年齢:51歳
- 出身地:埼玉県
- 元所属:ジャニーズ事務所・TOKIO
TOKIOといえば、ジャニーズタレントでは珍しい、楽器を使うアイドルグループ。ボーカル・長瀬智也さんの力強い歌声と、山口さんらのダイナミックな演奏が、他のグループにはない男らしさや迫力を出していましたよね。
山口達也、数々の不祥事
無免許運転で書類送検(2011年)
2011年、車線変更禁止区域で車線を変更したことで警察官に止められた山口さん。その際提示した免許証が期限切れだったことから、道路交通法違反(無免許運転)で書類送検されます。翌日、記者会見を開いて謝罪した山口さんでしたが、CMはいくつも打ち切られたほか、うち1社であるヤマト運輸はそれ以降、TOKIOのメンバーが車を運転しているCMを一切放送しないと発表。TOKIOの活動にも大打撃を与える結果となりました。
強制わいせつで書類送検(2018年)
当時女子高生だった被害者に強制わいせつを行ったとして、二度目の書類送検。ジャニーズ事務所からは無期限謹慎の処分が下され、そのままTOKIOからの脱退、および事務所との契約終了が発表されました。
酒気帯び運転で逮捕(2020年)
その後も山口さんは、飲酒をしてバイクを運転し事故を起こしてしまいます。呼気を検査したところ、なんと基準値の5倍近いアルコール量が検出されました。
闘ってきた「アルコール依存症」という病気
山口さんの人生を180度変えてしまったのは、山口さんが患っていた「アルコール依存症」という深刻な病。芸能界を事実上引退する結果となった決定的な出来事・強制わいせつに関しても、飲酒していたことで正常な判断ができていなかったのだそう。また、相手が女子高生だったにもかかわらず飲酒させた上で行為に及んだとして、悪質さがうかがえましたね。
「完治は難しい」と医師から宣告
そんな山口さんの「アルコール依存症」は、残念ながら完治することは難しいのだそう。山口さんは、この病気を克服するたった1つの方法を「アルコールを二度と口にしないこと」だと語っています。
山口達也 現在何をしている?
各種依存症者のサポート会社を設立
2023年3月、山口達也 現在『株式会社山口達也』を設立したことを報告しました。同社では、アルコール依存症をはじめとする、依存症全般に関する講演活動や、企業向けの危機管理セミナーなどの活動を行っていくそうです。
会社設立前は寺で修行していた
山口さんは、人気テレビ番組『鉄腕DASH』で大工作業を習得し、その腕前はプロのお墨付きをもらうほどでした。そのスキルを生かし、芸能界から身を引いた後はお寺で木々の伐採をしたり、ときには読経や写経などの修行、境内の掃除などをして働いていたそうですよ。会社設立までの間に、様々な資格を取得していることから、お寺での修行中に資格の勉強もしていたとみられます。
病気と向き合うためカウンセリングも
山口さんが患っている「アルコール依存症」は、前述の通り完治するものではありません。一生病気を向き合っていくために、定期的なカウンセリングも受けていたそうです。しかし、それ以外はめったに外に出ない生活をしていたそうで、身内にも「自分と関わると迷惑をかける」といって、交流することを避けていたのだとか。
まとめ
元トップアイドルという華やかな経歴を持つ山口達也さんですが、アルコールがなければ生きていけない体質になってしまい、今では完治の難しいアルコール依存症という病気と闘い続けています。2020年に酒気帯び運転で現行犯逮捕されたことがきっかけで、変わることを決断したという山口さん。現在は、同じく何らかの依存症に苦しむ人たちを助けるべく、講演やセミナー活動に力を入れていくようですね。依存症というのはれっきとした病気。苦しんでいる人がたくさんいる中で、一度は犯罪を犯してしまったけれども、山口さんのような存在に助けられる人も多いはず。今後の活動に注目が集まりますね。