「水上の格闘技」と言われるほど激しいスポーツである、競艇。レースそのものはもちろんのこと、その走りっぷりや普段の人柄をみて、選手自身のファンになる人も少なくありません。選手としては当然勝ちたい気持ちが強いのですが、その結果強引なレースをして嫌われてしまった選手もいるようです。今回は、競艇選手の嫌われ者について、調査しました。
競艇選手で嫌われ者は誰?
競艇選手で嫌われ者はいったい誰なのでしょうか。調べてみると、過去にファンから嫌われた選手が複数存在するようです。競艇でもっとも嫌われるのは、「イン屋」と呼ばれる者。競艇は基本、1号艇~6号艇の番号が割り当てられ、この番号に合わせたコースで走ります。しかし「絶対」ではないため、ほかのコースで走っても罰則はありません。選手がインへの変更行為をするとレースを壊す可能性があるので、レースファンからは嫌われるということですね。そんなイン屋や、その他不祥事で嫌われた選手を順番に見ていきましょう。
西島義則選手
西島義則選手は、強引な前付けを行っているため、嫌われてしまったようです。競艇ファンから「イン逃げの西島」「インの鬼」と呼ばれていました。純粋なレースを楽しみたいファンからは、批判を集めてしまうようですね。
深川真二選手
深川真二選手は、同じく前付けを行うため、嫌われてしまったようです。4~6コースの進入率はほぼゼロなので、「コース利で勝率を残しているだけ」と、批判を集めています。
今村暢孝選手
今村暢孝選手は深インからでも強いため、他の競艇選手から恐れられる存在です。以前、かなり強引な前付けを行ったことで、ファンから反感を買ったようですね。
松井繁選手
松井繁選手は、生涯獲得賞金は歴代で1位にランクインするほどのトップレーサーです。松井繁選手はインタビュアーに対して、高圧的な態度をとったことで印象が悪くなってしまったようですね。
中谷朋子選手
中谷朋子選手は、以前實森美祐選手に対して激怒したことがあります。理不尽にキレている様子が動画で拡散されたため批判を集めたようですね。
角谷健吾選手
角谷健吾選手は、多くの批判を集めた選手として有名です。「多摩川さつき杯12レース」での会見中、ヤジを飛ばしていた観客にキレてマイクを叩きつけてしまったのです。たった一つの行動で大きく評価が変わってしまうのですね。
山室展弘選手
山室展弘選手は珍しく「取材拒否」を貫いており、ファンからはサービス精神が無いように見えて、批判を集めているようです。実は過去にプライベートでデマを流されたことで、自分自信を守るために取材拒否を徹底しているようですね。
峰竜太選手
峰竜太選手は過去に競艇予想屋と関係を持つ八百長疑惑など、不祥事を数回起こしています。このことがきかっけで、批判を集めたようですね。
池田奈津美選手
池田奈津美選手は、女子では珍しく前付けを行うイン屋で、先輩だろうがなんだろうがおかまいなし。先輩選手に対しても前付けを敢行し、その強引さが嫌われる理由のようです。
井口佳典選手
井口佳典選手は、2021年に起きた「給付金不正受給問題」の対象者となっています。ほかにも対象者は200名以上もいましたが、そのほとんどがB級選手で、賞金額が少ない選手ばかりでした。しかし、井口佳典選手はA1級で活躍している選手で、年収数千万円にものぼります。その結果、多くの批判を集めることとなりました。
競艇選手で永久追放されたのは?
競艇選手では、永久追放という言葉がしばしば飛び交います。永久追放とは「組織から無期限に追放する」という意味で、もう協議に復帰することはできません。競艇では正式に「永久追放」とは発表されませんが、強制的に引退勧告がなされ、無期限の活動停止処分や事実上の永久追放とみなされることがあるようですね。主な永久追放される理由は、「八百長」「犯罪行為」「女性問題」です。これまで永久通報された問題選手は複数名います。
- 彦坂郁夫選手:私物の部品をレースに持ち込んだ
- 西川昌希選手:八百長で3,425万円を受け取ったとして警察に逮捕
- 中村男也選手:整備違反を犯し競走会から登録抹消
- 国光秀雄選手:八百長に関与し、不正に細工をしたプロペラを持ち込んだ
- 古野智丈選手:元交際相手に対して暴力を振るい性的暴行をして逮捕
- 石田剛大選手:器物損壊の容疑で逮捕
皆さんさまざまな理由で永久通報されていたのですね。
ファンから嫌われて引退した選手も?
ほかにも、ファンから嫌われた結果、引退にまで追い込まれた中村亮太さん。もともとインコースを積極的に狙うタイプで、批判の多い選手ではありました。レース後には毎回本人のSNSに対して、ファンから誹謗中傷が絶えなかったようです。本人はそれに対して、開き直るような返信をすることも多々ありました。しかし「福岡チャンピオンカップ」の出走後、突如Xに「死んだらいいんですか?もうメンタルの限界」とポストしたのです。その後、2023年3月に引退を発表したため、誹謗中傷が原因だったようです。
強引なレーススタイルが功を奏すことも
「嫌われ者」と聞くとネガティブな印象ですが、競艇においては、その強引なレーススタイルが予想を大きく覆したり、レース自体を面白くすることがあります。前述した「イン屋」と呼ばれる選手は、進入コースを巡る駆け引きをするので、予想に重要な影響を与えるのです。その特徴を理解し予想することで思わぬ高配当を狙えることもあります。個々の選手の情報収集や分析をするとなるとかなりの労力が必要ですが。いずれにせよ、選手個人への誹謗中傷は控えてほしいところですね。
まとめ
今回は、競艇選手の嫌われ者について、紹介しました。競艇選手の嫌われ者は、コース外を攻めてくるイン屋が多くレースの予想を大きく左右するため、ファンから批判を集めやすいようですね。過去にはネットの誹謗中傷を受けた選手もいるので、これに関してはファンのモラルも重要になってきます。また、不祥事を起こして永久追放になった選手もいるようですね。