2022年9月27日に安倍元総理の国葬が東京の日本武道館にて執り行われました。
衆議院選挙のため演説していた最中、背後から銃で撃たれ、7月8日に亡くなった安倍前総理。
国葬については賛否がある中、210超の各国・地域の代表を含む4183人が参列しました。
そんな中、天皇皇后両陛下はその場に姿を見せませんでした。
つい先日行われたイギリスのエリザベス女王の国葬に天皇皇后両陛下が参列している姿が大きく報道されていたこともあり、世間や市民からは疑問の声が上がっています。
この記事では、
- 安倍前総理の国葬に天皇皇后両陛下が参列していなかった理由
- エリザベス女王の国葬に参列していた理由
- 安倍前総理の国葬に皇族は参列していたのか
- 天皇皇后両陛下が葬儀に参列しないしきたりがある理由
どうぞゆっくりご覧ください。
安倍元総理の国葬に天皇皇后両陛下が参列していなかった理由
日本時間2022年9月19日夜にイギリスのエリザベス女王の国葬が執り行われ、天皇皇后両陛下が参列されていました。
その後、安倍前総理の国葬が27日に行われた様子を中継やニュースで見た方で、天皇皇后両陛下が参列していないのはなぜだろうと疑問に思った方は多いはずです。
賛否両論ある国葬だから?
天皇皇后両陛下が参列しないのには理由があるのです。
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天皇皇后両陛下は葬儀に参列しない慣例があるから
天皇皇后両陛下は、どのような場合でも葬儀には参列しないという慣例があります。
慣例とは、決まり事、しきたりという意味です。
一言でいうと、皇室の決まりだからです。
皇族が亡くなっても同様です。
2002年に高円宮憲仁親王様が亡くなられた際にも葬儀には参列されていませんでした。
葬儀には参列されませんが、弔問する期間があります。
報道やニュースで「喪に服されている」と聞いたことがあると思います。
葬儀に参列しない天皇皇后両陛下。
イギリス、エリザベス女王の国葬に参列したのは極めて異例です。
なぜ、エリザベス女王の国葬に参列していたのでしょうか。
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天皇皇后両陛下がイギリスのエリザベス女王の国葬に参列していた理由
大統領や、日本の皇族の葬儀に参列しないしきたりがある天皇皇后両陛下。
そんな中、エリザベス女王の国葬には参列していたのです。
内閣総理大臣が参列する様子はよく見ますが、天皇が海外王室の葬儀に参列するのは極めて異例です。
また、天皇皇后両陛下が海外を訪問することは、2019年の即位以来初となります。
異例だったこともありメディアでは大きく取り上げられていました。
参列に至った経緯は松野博一官房長官が記者会見にて説明していました。
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天皇皇后両陛下は3代にわたって英国王室と親しい関係と交流があったから
松野官房長官は、
「英国王室と皇室はかねて親しい関係にあり、女王は昭和天皇、上皇さま、天皇陛下と3代にわたり交流されてこられた。両陛下に参列をお願いすることとした」
と述べています。
日本の皇室と、イギリスの皇室はとても古くから交流がありました。
第二次世界大戦を機に中断していた交流は、1971年に再開しています。
エリザベス女王の平和を願う言葉で友好的な関係を継続しました。
戦争後も有効な関係を築けることはエリザベス女王のお言葉があったからと言われています。
天皇陛下は、1980年代にオックスフォード大学に留学し、滞在中に女王を訪問したことあったようです。
そんな昭和天皇、上皇陛下、天皇陛下の3代の交流があったエリザベス女王には深い思いがあったのでしょう。
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安倍元総理の国葬に参列していた皇族はいたのか
安倍前総理の国葬に皇族の参列が全くなかったのではありません。
天皇皇后両陛下は参列しませんでしたが、それぞれ使いを送り、生花一対を供えられました。
そのほか参列された皇族は、7人でした。
秋篠宮ご夫妻、佳子さま、寬仁親王妃信子さまと長女の彬子さま、高円宮妃久子さまと長女の承子さまの7人です。
決して安倍前総理の国葬に参列したくない思いではなく、参列しないしきたりであるため使いに頼んで喪に服しているのでしょう。
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天皇皇后両陛下が葬儀に参列しない慣例がある理由
天皇陛下は、葬儀には参列しないという慣例があります。
天皇陛下には国事行為や式典、行事の出席など陛下にしかできない役割がたくさんあります。
陛下にしかできないことを滞りなく行うことが最優先であることが一番の理由と思われます。
葬儀に全く関係なく思っているのではなく、使いを頼んで喪に服されているのです。
参列することがすべてではなく、お国を守っている存在だからこそ席を空けず皇居にいらっしゃるのでしょう。
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まとめ
賛否がある状況で行われた安倍前総理の国葬。
安倍前総理の国葬だけでなく全ての葬儀に天皇陛下は参列されないようです。
エリザベス女王に対してとても強い思いがあったと思われます。
エリザベス女王の国葬に参列したということが極めて異例であり、基本的に皇室のしきたりで天皇陛下は葬儀に参列しない決まりになっているということがわかりました。
とても大規模で行われた国葬の賛否は続きそうです。
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